朝の30分

整理するだけじゃなくて、ちゃんと書く。

器用なきみへ。10000時間でも20時間でも好きに選んだらいい。

量へ行ったから気づいたことがある。

 

使い古されたコトバ。こんなに何回も何回も、繰り返してしまうのはきっと自分がぞれをずっと求め続けているからなんだろう。質のこと考える前に量のこと考えろって。

 

それをやって経験から気付いた、っていう人のブログがあった。

izoomi-momo.jugem.jp

 

この方は、いろいろあって(端折りすぎだね)美大に入り、芸術じゃなくて美術を学ぶんだ!と意気込んでいたところに受けたのがこのデッサンの授業。一つの対象を、ひたすら、ただひたすらにデッサンし続ける。その中ではっきりとこう言っている。

 

 たぶん、教えてもらうことは簡単だったのだろうけれど
大事だったのは、いま、自分で気づけたことなんだ。
そのために、12時間必要だった。

 

自分が、もっとやれるっていうことに気づいた12時間。かっこいいなー。質の追求、言ってたり、自分ではもうわかったつもりになっていることがこの世にはたくさん、ある。結果として目にはっきりと見えるものかもしれないし、感覚的なことかもしれない。10000時間の法則なんてものもあるしね。

 

 

 

それに対して、20時間でいいという人もいます。

logmi.jp

TEDxという、世界的な講演があるのだけれど、動画もすぐに見られるし、20分かそこらで魅力的なスピーカーの話に引き込まれていくあの時間は、ぜひ経験するといい。

そこで話す米人気作家のジョシュ・カウフマン。

「1万時間の法則」は、プロレベルの成績の調査に由来するものです。フロリダ州立大学のK.アンダース・エリクソン博士という方がいます。彼が1万時間の法則の考案者です。この法則は、プロのスポーツ選手、世界的な音楽家、チェスの名人など、超競争の激しい分野の、超成績の良い人ばかりを調査して導かれたものです。 

 「まあまあ良い」レベルまで、それも出来るだけ最短期間で到達するためには、どのぐらい時間がかかるでしょうか? 私の調査によると、20時間です。

 

ブログ主さんと、ジョシュ・カウフマン氏の言っていることは、一見食い違っているように見えるが、そんなことない。

要は「できる!」レベルなら20時間、 「Top of Top」を目指すのならば10000時間ということだ。ねえ、そうだろう??

 

どのレベルまで到達したいのか?の違いなんだとしたら、じゃあ俺が現状どちら寄りかと言えば間違いなく前者の方で。20時間くらいで、そこそこできて満足して次へ行く、ってことをしているなあ、と。

 

そう、どんどんどんどん、新しいことへ。

 

 

僕は器用だ。

 

 ・・・と書いてみて思ったけれど、「器用」っていい意味の言葉じゃないなあ。

そう。ぼくは器用貧乏なんだよなー。それはわかっている。できないよりもきっといいのだろうけれど、時間を重ねるのになんだか飽きてしまう自分もいて。

だから、プロフェッショナルにあこがれる。10000時間にあこがれる。寝て覚めてずーっと絵を描き続け、飯食って描いて、風呂入って描いて、気絶したように眠り、起きるとまたすぐに絵を描く。そんな生活にあこがれていた。

 

わかるよー、続けたらいいんだ。量へ行ったらいいんだ。それでわかることももちろんある。でもね、どんどんいろんなことに興味がわくんだ。でもだからこそ突き詰めたい、プロフェッショナルになりたいと思っているのはそのせいなんだ。

 

そんな自分をなんとかできるのは自分だけだから、何とかしないとな、自分、って思うんだ。

 

あー、もう!中途半端は必要とされないし、価値生み出せない。それもわかってるんだって。仕事でもそう。記憶に残るかもそう。なんとかしないとな。

 

 

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