朝の30分

整理するだけじゃなくて、ちゃんと書く。

なぜ自分の子供に、知識や経験やを引き継がせて産み落とせないのか?毎回リセットしちゃうのが不思議だったので理由を考えてみる。

電車の中に、ベビーカーに乗った赤ちゃん。
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かわいいなあ、こんな子をいつか俺も育てることになるんだろうか、なーんて考えていたときに(自惚れ)ふと思ったんだけれど、生まれたばかりの子供は、記憶とか経験はリセットされた状況で生まれてくる。当たり前っちゃ当たり前だけれども、けれど生物的にもし、子孫の繁栄を考えるんだとしたならば、記憶や経験を引き継いだ状態で生まれてきたほうが圧倒的に有利だよね?

 

親の経験したことを基に、更にそっから積み上げていけるんだから、どんどん知識や経験やスキルが積み重なっていく。そしたらどんどん進化していって、すごいことになるんじゃないか・・・!!って思ったのだけれど。

どう?だって、親が世界中を旅していたとしたら、そこで感じたこととか 経験したことを、子供が思い出せるんだよ?そしたら、ここに住みたい、こんな考えもある、僕はこうしたい、ってすごく無駄がないというか、いいんじゃないかって思ったんだ。

 
それって、実際どーにかならないのか?

そもそも脳みそは、シナプス間を情報伝達物質が行き来することで、そのルートや規模や方向性などに基づいて、意識や感情が生まれる(らしい)のだけれど、ここはいまいち明らかになっていません。1個2個だとそれだけの情報だけれど、それが何千何万個のシナプスが一気に踊りだす、となると、その組み合わせは天文学的な数になるわけで、その組み合わせ、繰り返しが意識や記憶になるらしい、ってそんな理解をしております。(合っているでしょうか?)

 

つまり、そもそも生まれた瞬間の脳の中身って、脳細胞とかシナプスとか伝達の回路が大人のそれと同じように形成されてはいないんだから、記憶や経験を引き継げないのは当たり前、なんです。

 

遺伝子レベルでは、組み合わせをいろいろ試す(AとBの遺伝子の組み合わせなのか、それともAとZなのか。)ことで、より種の保存に向けた、環境適応能力の高い遺伝子が、しかも偶然生まれることを願って、新しい子供が生まれてくるわけで、言ってしまえば、博打の繰り返しをして、残ったやつが強い!って。

 

そして、切り口を変えてみると、世代を重ねることによるアドバンテージがない、生まれた瞬間同じ種族なら横並び一直線(遺伝子による多少の変動はあり)という環境が、種としては正解なのかもな。って。じゃないと、例えば第35世代と第33世代の間には、人の人生2回分の知識と経験のストックの開きがあって、人間としての自尊心なんてあったもんじゃない。

 

あとは嫌なこととかあるわけだし、それを忘れられる(次の世代に引き継がない)っていうのがいいことなのかな。って思います。

 

 

そう考えると、そもそも生命はどこに向かっているんだろう?とか、いや、そもそも目的なんて以っていないのか?その中で俺はどーする?なんて、様々に考えるわけで。

明らかに、この本の問題提起の影響受けてますね。

 

propetoplus.hatenablog.com

 

 

こういう話をすると、輪廻転生の話がついて回るんだけれど、以前読んだ本にたしかこれが。

 

生きがいの創造―“生まれ変わりの科学”が人生を変える (PHP文庫)

生きがいの創造―“生まれ変わりの科学”が人生を変える (PHP文庫)

 

 

生まれたばっかりなのに、前の人生の記憶がある、という事例を900ページくらいこれでもか!って書き連ねた一冊。

 

まあ、この場合は前の経験、記憶を残しているんだよなあ。。

 

 

 

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神秘(*´▽`*)

 

 

 

 何のために人は進化して、生きているんだろう?って考えると、いろんな分野に波及していくことを感じてます。正解とか不正解はもちろんないと思っていて、自分が納得してその後過ごしていけたらなんでもいいんじゃないかなって思ってます。俺はこのために生きたし、今死んでも悔いは残りません!っていえたらそれが一番の幸せなんじゃないかなあ・・・・

 

 

大好きな椎名林檎さんの『幸福論』を聞きながら今日のスタートです

 

 

じゃーね★