朝の30分

整理するだけじゃなくて、ちゃんと書く。

行動を起こすっていうことについて。考えたのち、一歩踏み出すかどうかの違い。

僕が「行動に起こすこと」にここまでこだわっているのには、理由がある。

ピアノ、やっておけばよかったー!!!!!

f:id:propetoplus:20160213004152p:plain

これだ。

 

話は幼稚園の頃にさかのぼる。

僕には3つ離れた姉がいる。学生の頃は、話した記憶があまりない。吹奏楽部ではパーカッションに入り、手首が強いという理由で、マリオパーティでは中村名人も真っ青の連打っぷり。そんな姉も今は、いわゆる黒髪ロングストレートヘアで眼鏡をかけた図書館の司書。

 

姉は幼稚園の頃からピアノを弾いていた。

僕はわけもわからず、でもずーーっとそれを近くで聞いていた。

だから気がついたら、僕はとてもピアノの音色が好きな人に育っていた。

 

好きなことは知っていたので、「いつかやろう」と思ってずっと過ごしていたのだけれど、やっとこピアノを始めたのはつい最近のこと。

もっと早くはじめていたらなあ・・・・

っていつも思う。始めることにデメリットなんかないのに。

「今までやらない言い訳ばっか持ち出してきたけれど、そんな大人になりたくないなあ」と思い、電子ピアノを自分で購入。先生のところに習いに行き始めた。

 

「考えていることがあって、でもそれだけでは何も変わらないんだよなあ。」っていうことに気付けて本当にほんとうによかった

それがドキドキすることであっても、吐きそうなくらい緊張することであっても、行動に移すから、現状を変えることができる。

 

 

ドキドキを越えた経験

なぜこんなにこだわっているかって、考えるだけで行動できなかったからだ、昔は。

 

高校生のとき、同じ部活の女子に告白をしたことがあった。

毎日顔を合わせていて、毎日のようにメールもしていて、すごく気になっていた。

「そろそろ気持ちを伝えよう」って思い、練習後、渡り廊下のところに呼び出した。話があるからって言ってきてもらう。

だんだんと寒くなってきた11月の夕方。

その子が来た。言うよ、おれ。

まっすぐにその子を見る。周りには誰もいない。

言うよ、言うけどさ。

どんどん暗くなっていく。

 

「あのさ」

そこまで言ったところで、次に用意していた言葉が、出てこない。

言えない。怖い。

「あなたのことが好きだよ」

たったそれだけのセリフなのに。

これを口に出してしまったら、いままでの関係は終わってしまう。呼び出した時点で相手はもう気付いている。でも、言えない。
言わなければ、済むのかもしれない。仕切り直したい。頭がだんだんと真っ白になっていく。

でも伝えたい。葛藤。

 

ようやく、口に出して気持ちを伝えた時には、30分が経っていた。

 

あの時、葛藤して、でも一歩踏み出した経験は、今目の前で感覚がよみがえって来るほどに体と頭が覚えている。

 

結局フラれた。当たり前だ。そんなにウジウジした男、誰が好きになるだろうか?笑

 

でもいいんだ。

あの時行動したことが、そこでの一歩が間違いなく僕の糧になっているし、迷ったときに「踏み出せよ」って背中を押される。

 

だからまずは自分がやらなくちゃ。

そして想いを抱えている人が一歩足を踏み出す、「その背中をそっと押せる人になりたい」そう思っている。