過去に縛られた人生からカベに立ち向かう
等身大のままやっているだけでは成長はない。
立ち向かうべき壁がある。27年目。
今心配に思っていることって、なんだ。
金か、家族か、自分のことか。
もし、自分の望んだ以上の将来が、確実に自分の身の上にやってくるのだとしたら、
「不安」を感じるか?
なんてことはない。君が不安に思っていることというのは、将来のことじゃないか。
将来、何をして生きているのか?生活はできているのか?何が待っているのか?誰に囲まれて生きているのか?
将来のこと、なんていうけれど、じゃあどんな形のそれがやってくるか、わかるのか?って言われたら、どうなんだ?
わからないだろう?
今が将来を作る、だから今はとても大事。
そう、そんなことはわかっている。
そんなことはわかっているし、じゃあその大切な将来のために生きている今この瞬間は、これ以上ない今なのか?大丈夫?ただただ楽しい、とかではなくて、この瞬間、「ああ、生き切った」って口からついて出てくるのかい?
お前は魂削っているの?
将来のことで頭がいっぱいになると、今をおろそかにしてしまうから、
だから今を、自分の中心から50センチのことだけを考えて、先も昔も将来もなんでもない、ただこの瞬間、今のことだけを考えて。
知っているかい?君を形作っているのは過去。
過去が君を作っている。過ごした場所、吸った空気、親の向けてくれた表情、期待に応えようとし、ぶつかって、あるいは自分が傷つかないように閉じこもって、一人で泣き、落ち込み、でも大切な人が支えてくれた。
過ごしてきた時間によっては、人の目を引き、才能として何か生み出されるのかもしれない。
じゃあ特別取り立てて話すほどでもない体験や環境で育ち、優雅で上品な暮らしをしてきたその他大勢の人は、その他大勢にまぎれて生きていかなくちゃいけないのか?
いや、ちがう。
そんなはずないだろう。
やるんだよ、今から。
今からこの一瞬を、意識が散らかるのを集めて、集中して、生き切って、
経験と体感を積み重ねていくしかない。
ないものねだりしてても、変わらない。
考えて考えて考えろ。
武器を持て。なければ作れ。