「積極的諦め」のすすめ
自分の責任でいることって、簡単そうに見えてとっても難しい。難しい。
平穏を心がけて、絶対に他人のせいにしないぞ、っていくら心に誓ったとしても、反応として感情が現れる。怒り、腹が立つ、嘆き、落胆。このところ2年くらい、ずーっと改善させようと取り組んできたんだけど、まだまだなんです。まだまだ。
ことの発端は、突然雨が降ってきたこと。
昨日までは気持ちの良い夜で、洗濯して乾かして、冬物はストレージに送ってしまおうと思ったんだ。でもね、干したままで今日の夕方。雨が降ってきたんだよなあ。。
別にここまでなら受け入れられるんだけれど。実は今ルームシェアをしていて、そういえばそのルームメイトの洗濯物をいつか雨のときに取り込んだことがあったよなあ、、なんて思い出す。。雨降ったら取り込んでくれるよなあ…なんて考える。こんなことを考えたところで、はっと気づく。
「取り込んでくれてるわけないじゃん」
「てかまて。むっちゃ他人のせいにしておる」
あぶない危ない。取り込んでいてくれるはず。気づいてくれるはず。覚えててくれているはず。あーこれ相手にむっちゃ求めまくってる!
これで、この考え方で、いいことが起きた試しがないんだよ、今まで。
だって、洗濯ものなんで取り込んでいないんだもん、かのルームメイトは。ほぼ確定な事実だから、期待しちゃあかん!っていうのはもちろんわかっているし、信じたらあかんよーって危険信号みたいなのが灯ってる。(頭の中で。)
ただね、状況が悪いことに、雨が降って、濡れながら歩いている時だったんだ、気づいたのが。雨が降ってすぐにじゃなかった。しばらくしてから気づいたもんだから、「取り込んでおいて!」って連絡することもできなくて。わかってるよ。そんな自分のへまを、スーパーリカバリーしてくれる、最善のルームメイトの姿を想像して、求めてしまったんだ。
せっかく洗ったのに。しまうためのニットとか肉厚のバスタオルとか。それが無駄になって、でもこれ取り込んでおいてくれたら全部解決じゃん。でも、あいつ気づくわけないんだよな。人に興味ないしさ…っつって悪口言いそうになりまくる。
あぶねーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(*´▽`*)
ちょうど、デールカーネギーの「道は開ける」読んでいて
「世の中には、感謝する者はほとんどいない。ならばなぜ感謝されることを求めるのか。そんな無駄なことに自分の人生の時間を使うのは馬鹿げている」
という(意訳)があったのだけれど、それを思い出した。
思い出していたんだよ?
思い出して、これはしょうがないことだし俺の責任だし、怒ったらいかんよ!!
ってずーっと言い聞かせていたのに。
それでも激しく腹が立った。
あー、これはもう、慣れと経験と、潔く諦めるしかないなと。
でも収穫は、コントロールしようとしたこと。
ぶつける前に、ひっこめることができたこと。
自分でない、他人への期待値を下げられたこと。
そして今回の、平穏の結果の原因は、受け入れたこと。ストレートに言うと、あきらめたこと。
「積極的な諦め。」
これが大きな秘訣である。