「見た目が9割」の理由について考えてみた。
「自分の傾向を知っておくこと」がこのブログの目的のひとつになっているけれど、最近また一つ腑に落ちたことがあったので聞いてください。
同じものを見て、美しいと思える人がいい。
好きな色、文字のフォントや、髪形や、服装や、持っているもの。
見た目の好みが合っていれば、男女問わず仲良くやっていけるんじゃないか?
と思ったのがきっかけ。
この考えに至るまでのプロセスを紹介するので少しお付き合いください。
きっかけは髪形
この間のやけに暖かかった2月の午後、電車で移動中の僕と友人K。前から好きな髪型だと3割増しだよなー!なんて話をしていたんだけど、普段ならそこからどんなタイプなんだっけ?って何度も使い古した会話になるところ、ちょうど価値観の話をしていたところだったので、ちょっと広げて話してみたんだ。
仲良いなーって感じる人っているでしょ?
好みの話
頭に思い浮かべてて思ったのが、そう感じる人たちって、例えば髪形を何度変えようとも、毎回いいね!って思ったり、自分が着るかどうかはともかくとして服装の好みもいつもいい感じだよね、って感じたり。あ、センスいいなって。
身の回りで特に仲のいい人ってどんな髪形とか服装が多いっけ?って思い返してみると…
…
…
どうだろう?
じゃあどんな見た目タイプ?と聞かれたらどう??
ショートで流し前髪がいい、とか、ミディアムパーマに色気感じる!とか、ボブ!ボブ!!ボブ一択!という人や、黒髪ロングで前髪ぱっつんに魅かれてならない人もいるだろう。
女性なら、ショートヘアで清潔感第一の人もいれば、パーマのかかったゆるい雰囲気がいい人、話題のマッシュボブや、ツーブロック&オールバックがいいのかもしれない。
要は、その髪型とか服装を選ぶことで、「自分はこういう人間だよ!!」っていうことを、思ったよりも周りに発信しているぞってことをもっと意識すべきじゃないかと思うんだ。
だって、ずっと短髪の男性が「今日からジョンレノンみたいに髪伸ばせ」って言われたらきっとすごく嫌なわけじゃない??
人がファッションを選ぶのには、かならず理由と背景が存在している。
そういえば僕が大学生のころ、考え方に大きな影響を与えられた人がいたんだけれど、その人が「女性ファッション誌のモデル・ファッション・使われる言葉から、ターゲットと読者層を想定し、化粧品メーカーとして新たなブランドの確立に生かす」っていう内容をまとめていたのを思い出した。変わった人だったんだけど、親が医者だから東大の医学部に入ったものの、違う!って思って別の大学に入りなおしていた。その人が外資系の化粧品メーカーのマーケティング部門で入社するから、「これからプレゼンするんだよー」なんて言っていたなあ。
男性に好かれて幸せな結婚をすることに重きを置く女性と、自立して自由を手に入れたいと考えている女性、また女性同士から見られる部分を一番大切にしている人では、選ぶ服や髪形も違う。そうなると、発言も、考え方も。きっと違うはず。
それをまずはどこで判断するかというと、一番の入り口が見た目なわけだ。
第一印象が続く、というのももちろんあるかもしれない。でもそもそも見た目からの情報ってもっともっと本質を突いていて、変えるというより、その影響を理解することで、人間関係が変わってくるんじゃないかなあ?という話。
「人は見た目が9割」って、あながち間違っちゃいないんじゃないかなあ。
…なんて思いながら、スマホから目を上げる。この目の前の人、見過ぎだって怒られたらこんな話をしてごまかすことにする。